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Riyon's Wedding Story 最高にHAPPYだった管理人の結婚式の1日を追っています。よろしければ、結婚式当日の流れの確認にお役立てください。体験談トップページ
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はじめに page1/3
結婚式をしたくなかった時期
きっかけ
私は結婚式をしたくないと思っていた時期があります。それは私が出席した知人の結婚式での出来事がきっかけでした。知人の結婚式を私はとても楽しみにしていました。それは、彼女にとって一生に一度の特別な日。いつか自分も素敵な結婚式を・・・と思っていた私にとって、彼女は本当にキラキラと輝いて見えました。
ケーキカット
ところが、いざ始まってみるとどうでしょう。ケーキカットの際、「カメラをお持ちの方はどうぞ前へ」と言う司会者の言葉に大勢の人たちが応える中、席を立たずにいる人がいました。でも、自分が今までに見たことがないイベントがあると、「あれ、見たことがないから見てこよう」と言って、席を立ったのです。なんだかショックでした。
確かに、ケーキカットというのは、ありきたりのイベントです。ケーキにナイフを入れるだけのことですし・・・。何度も結婚式に出席したことのあるその人と、まだ数回しか出席したことのない私とでは、感じ方が違って当然かもしれません。
けれど、私は、彼女(新婦)にとっては、一度きりのケーキカットだったのに・・・と思ってしまったのです。「見たことがないから」という理由で席を立つ姿に私はショックを隠せませんでした。
友人スピーチ
また、友人スピーチの際も、スピーチに耳を傾ける人がほとんどいないことにも衝撃を受けました。私は、自分の披露宴でもこんな風だったらと想像したら、すごく悲しくなってしまいました。友人のスピーチは、もちろん、新郎新婦に贈られるメッセージですから、2人が一心に耳を傾けさえすれば、目的は達せられるのかもしれません。
でも、私は、この日の為に一生懸命スピーチを準備してきた方たちの気持ちを考えると、スピーチの間、胸が痛くて仕方がありませんでした。もし、自分がスピーチをすることがあれば、皆に聞いてもらいたいと思うのが普通ではないでしょうか。あんな悲しい思いを、私の友人には、絶対させたくないと心から思いました(いつかするかもしれない自分の結婚式で)。
別の日には
また別の日には、こんな言葉を耳にしました。「結婚式の招待状が届いたが、あまり付き合いがないから出席するかどうか迷っている。私を呼ぶなんて、あの人、ほんと、友達がいないんだ」。もし、私が招待した人に、そんな風に思われたら・・・と考えると、誰を招待したらいいのかすらわからなくなってしまったのです。
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私の結婚が決まったとき
対照的な主人と私
そんなことがあって、私は自分の結婚が決まった時、結婚式を挙げることになって、半分憂鬱でした。いいえ、半分以上憂鬱でした。けれど、主人が、どうしても結婚式をしたいと言うので、「やらないで後悔する」のが嫌いな私に、選択の余地はなかったのです。
あっと言わせる余興
私は、これまでの経験から、誰を招待するか・・・ということにかなり慎重になっていました。また、ありきたりのことをするのではダメだと思い、その日からインターネットや情報誌などで、みんなをあっと言わせる余興を探し始めました。
しかし、体験談に片っ端から目を通しましたが、皆、創意工夫をしているようでも、同じようなものに思えました。探して探してやっとのことで、花嫁と友人たちでベルを演奏するという素敵な余興を見つけました。
私が惹かれたのは、「友人の結婚式でみんなでベルを演奏した。自分の結婚式でも、同じグループで演奏した。これが私たちの恒例になっている」というエピソードでした。大切な友人たちと、かけがえのない思い出が作れる、思い出を共有できる・・・それは、本当に素敵なことに思えました。
悲しい出来事
ところが、まだ私がこの話にふれていない時でしたが、ある日、知人たちとの会話の中で、ふと、結婚式の話題が持ち上がりました。そして一人が、「ベルを演奏する余興はありきたりで見飽きた」と言ったのです。
それに応えるように、「あれって、楽しいのはやってる人たちだけなんだよね」「何度も結婚式に出席していると、見てない余興なんてないしね・・・」と会話が続きました。
私はもうダメだと思いました。ありきたりじゃない余興なんてない、っていうか、結婚式って何?何の為にするの?という疑問がふつふつと沸き起こるのを止めることができませんでした。
ただでさえ、結婚式をすることに気乗りしていないのに、「楽しいのはやっている人だけ」なんてい言われたらどうしたらいいのでしょうか。「ありきたり」と思われながらケーキカットをしている自分を想像しました。「楽しいのはやっている人だけ」と思われながら、余興をする友人や自分の姿を想像しました。いたたまれませんでした。
なぜ結婚式なんてしなければいけないの?何の為に・・・。そう思って、悲しくて悲しくて仕方なくなりました。その思いを知人にぶつけました。彼女たちはすでに30代。何度も結婚式に出席したことがあり、彼女たち自身も花嫁経験者でした。
私の本当の気持ち
私の思いを聞いて「そんな気持ちとは知らずごめんね」と一人が言いました。「でも、実際やってみると楽しいよ」「自分が主役の日なんて他にないよ」「私だって、(自分の結婚式で)ありきたりのことしかしなかったし」と言葉を続けました。
そんなことを後から言われても、私の思いは変わるはずもありません。私は帰宅後、新郎に「結婚式はしたくない」と泣きながら訴えました。けれど、不思議なことに「じゃあ、やめよう」と言ってくれた新郎の言葉に、心から喜ぶことができなかったのです。
彼に対する申し訳ない気持ちだけではなかったと思います。「ウェディングドレスを着たい、それをみんなに見てもらいたい」という気持ちが、ほんの少し残っていたのかもしれません。
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私が結婚式に前向きになった理由
結婚式をする理由
私は、何とか結婚式をする自分なりの理由を探そうと思いました。とにかく、このままでは、幸せな気持ちでその日を迎えることなんてできないと思ったからです。そして考えて、考えてようやく答えが出ました。
ありきたりじゃないものなんて見つけられないと答えは出たし、とにかく、やっている自分たちだけじゃなく、ゲストの皆さんに楽しんでいただける、喜んでいただける結婚式を作り上げよう。
来てくれてありがとう、今までありがとう、友達でいてくれてありがとう、大切に育ててくれてありがとう、そんな気持ちをいっぱい散りばめた結婚式にしよう、それが答えです。答えが出たら、スーッと気持ちが軽くなりました。そして、とってもとっても楽しくなってきたのです。
結末
そうして、終えた結婚式は、本当に本当にHAPPYなものになりました。何より嬉しかった友人たちの言葉は、「もてなされていると感じたとても感動的な結婚式だった」「友達として大切にされていると感じた」という言葉でした。「本当にいい結婚式だったよ」「何度も泣かされたよ」・・・私は、友人の言葉は社交辞令ではないと、確信しています。
花嫁さんたちへ
あなたが選んだウェルカムボードやウェルカムドールがゲストをお迎えします。ヘアメイクのプロが、あなたをより美しく飾ってくれ、介添えのプロがあなたに一日付き添い、音響のプロがあなたの大好きな曲を抜群のタイミングで流してくれます。
すべての進行を把握しているキャプテンがいて、あなたが作り上げる進行表通りに事が運んでいきます。プロの集団が、あなたを一日バックアップしてくれるんです。是非とも楽しんでくださいね。
だけど、一つだけご忠告。結婚式が終わったその日の夜・・・もしかしたら、披露宴の途中から、口のまわりが筋肉痛になっていると思いますので、覚悟してくださいね。ず〜っと笑顔を作りっぱなしなんですから。
Riyon's Wedding Item 管理人 りよん
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